サポート通信 027号2013年9月10日発行
鍵交換費用は誰が払う?! 年々、高騰していく費用は入居の妨げに?!
現在、新築物件を除いては、入居者が入れ替わる毎に玄関ドアのシリンダーを新入居者の負担にて交換しています。当社だけでなく、首都圏ではそれが慣習化されている傾向にあります。しかし、犯罪行為がエスカレートしていく中、シリンダーの防犯性も高まり、ディンプルキーやダブルキーなどが主流となり、その費用が高騰しています。その費用は入居者の契約金に重くのしかかり、交換を拒否する入居者も増えてきました。
賃貸物件の貸主には、入居者に対して貸した建物を使用、収益させる義務があります。ただ貸して使わせるというだけではなく、最低限入居者が安心して生活できる環境を提供する、という義務も含まれています。その観点から考えますと鍵交換費用は、原則的には貸主の負担と考えられ、すでに増えてはきましたが、将来はほぼ貸主負担となる可能性があります。入居者に鍵交換を拒否された事により、鍵交換がなされなく、トラブルが発生した場合は、当然の事ですが管理者(貸主)の責任は免れるものではありません。
当社では今後、管理責任の意味合いからも、シリンダー交換の不要な機器を提案していきたいと思っております。是非、ご理解ご検討の程、宜しくお願いいたします。