サポート通信 030号2013年12月10日発行
代表の三戸部です。今年も残すところ2週間余りとなってしまいました。今年を振り返ると、一番の関心事は何といっても「アベノミクス」による景気浮揚策でしょう。政権交代による「アナウンスメント効果」も大きかったと思いますが、2012年11月を底として拡大局面に入ったといえますし、2013年度の実質成長率は日本経済としてかなり高めの2.7%と見込まれています。しかし、景気については2014年度は成長率で見るとアベノクミクスは息切れする可能性が高いとみられています。相当上積された公共投資、消費税率引き上げ前の駆け込み需要が2013年度の成長率を高める一方、その反動で2014年度の成長率を引き下げると見られています。
加えて少子化に伴う人口減少は三大首都圏でも無視できなくなってきました。
総務省の「住宅土地統計調査」によると東京、神奈川、千葉、埼玉の一都三県の空き家は最新調査の2008年時点、約185万戸と10年前に比べて2割増加しています。今後は更に空き家は増えると思われますし、高齢者の独居世帯の増加も無視できません。
来年3月の完成物件は現在施工ができない程多く、それが一斉に供給されると益々既存物件との競合は避けられなく、賃料の下落は今まで以上になると思われますので、現在の空室は契約条件を緩和してでも入居を促進していく動きが加速しそうです。
当社でも今年以上に来年は空室対策に重点を置いて、管理・提案業務を徹底し繁忙期に臨んでいく所存です!
今年も一年間、ご支援、ご鞭撻を賜り誠にありがとうございました。