2025年03月04日
暦の上では春になり、新生活に向けて引っ越しをされる方も多いかと思います。
新生活に向けて不用品を処分しようと考えている方へ、粗大ゴミの出し方のポイントをお伝えします。

粗大ゴミの回収には「予約」が必要
粗大ゴミの回収には予約が必要です。自治体で行っている粗大ゴミ回収は費用を安く抑えられます。各自治体の粗大ゴミ受付センターにお問い合わせいただき、大きな不用品の回収の予約をしましょう。自治体によりルールも違いますので、予約の際は詳細確認も忘れずに。3~4月の繁忙期は粗大ゴミの回収日が先の予約しか取れないことがありますので、引っ越しする方は早めに予約をお願いします。粗大ゴミは、いざ出そうと思っても、回収が引っ越しに間に合わない場合があります。その場合、置いて行ってしまう、先に出してしまうことは、原則としてNGです。粗大ゴミの回収が引っ越しに間に合わないときは、引っ越し先に持っていき、そちらで処分していただく必要があります。
粗大ゴミを出すのは「回収日の朝」
粗大ゴミを出すのは、回収日の朝です。回収日の前日や1週間前からなど事前に回収場所に出しておくのは他の住人の迷惑になるのでやめましょう。地域により回収時間が異なります。粗大ゴミの申し込み時に回収時間などゴミ出しのルールを確認して、各自治体の指示に従い指定された場所に出しましょう。
※粗大ゴミをあまり早く出すと「廃棄物処理法16条」に違反する可能性があり、不法投棄とみなされた場合は「5年以下の懲役、もしくは1,000万円の罰金」が科せられることがありますので、ご注意ください。
粗大ゴミを早く処分したいときの方法
- 1、ゴミ処理施設に直接運搬する
ゴミ処理施設に直接持ち込めば、自治体によっては安く済む場合があります。自己運搬なので車を持っていない家庭には厳しい方法です。また、大型の荷物を運ぶのに労力が掛かります。多くの施設では事前の予約が必要です。各ゴミ処理施設や自治体に連絡し、予約をしてから粗大ゴミを持ち込みましょう。
2、粗大ゴミを分別する
粗大ゴミを分別して小さくして出す方法です。可燃・不燃ゴミに出せる大きさにすればそれぞれのごみ回収日に出すことができます。粗大ゴミ用シールの購入が不要ですが、粗大ゴミを小さくし分別するには多くの時間や労力が掛かります。専用工具がないと解体できないものもあります。
- 3、ボランティア団体に寄付する
ボランティア団体に寄付するので、ゴミが片付くだけでなく、誰かの役に立てるのが嬉しいポイントです。各ボランティア団体のホームページなどで別途送料や持参する必要があるのかなど、寄付方法を事前に調べましょう。
- 4、リサイクルショップで買取りを依頼する
リサイクルショップの買取りを利用すれば、早く処分ができます。店舗で査定をお願いすれば、その日に売却が可能なケースがあります。また、きれいな状態であれば高値で買い取ってもらえます。利用する際、店舗まで商品を自分で運搬する必要があります。出張買取してくれる店舗もありますが、出張費など別途費用が掛かる可能性もあるため、よく確認してから利用しましょう。
- 5、フリマアプリに出品する
フリマアプリでは出品者が価格を設定して販売します。購入したい方がいればすぐに売ることができるでしょう。販売する際、商品の写真を撮り記載内容を考え、購入者とのメッセージのやり取りや商品発送を自力で行う必要があります。また、購入希望者がいない場合は保管が必要で、売れないケースもあります。
- 6、不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者を利用すれば平日土日関係なく、中には24時間対応可能な業者もあります。好きな日程でゴミを処分してもらえ、ゴミをまとめる必要もなく、忙しい方にはとても便利です。利用する際、違法な業者や悪徳な業者もいるため注意が必要です。トラブルを避けるには、契約書や事前見積もりで追加料金や詳細の確認をし、名刺などをもらい会社の所在地や許可を得ている会社かの確認をしましょう。
最後に
引っ越しの際には計画的に粗大ゴミの処分を行い、スムーズに新生活を始めましょう!