なぜLED照明が選ばれるのか
アーバンレポート 第236号2019年2月発行
昨今、LED照明が普及し続けており、一般の家庭でも導入されやすくなっています。賃貸物件や分譲マンションでも、共用部分の照明をLED照明へ交換したという事例も多く挙げられております。そこで、なぜLED照明が選ばれているのか、身近となった経緯も含め掘り下げてご紹介させていただきます。
そもそもLEDの英語の正式名称は「Light Emitting Diode」、日本語で「発光ダイオード」を意味しています。電気を流すと発光する半導体の一種で、1962年にアメリカ合衆国在住のニック・ホロニアックによって発明されました。当時は赤色に発光するLEDのみでしたが、その後1960年代に赤色に加え黄緑色のLEDが開発され、早い段階から表示用光源として実用化されていったのです。その後1990年代に入り、日本のメーカーにより青色および緑色のLEDの開発が実現、光の三原色が揃うこととなりました。白色LEDが開発され、それまで表示用が中心であったLEDが一般照明用として使用用途が一気に拡大していきました。特に近年、低価格化・商品化が進み数々の優れた特性から、LEDは次世代照明の主役となりつつあるとまで言われて来ました。
そこで、LED照明がリスペクトされる大きな理由の一部をご紹介いたします。形状もいくつか種類がありますが、LEDそのものの発光原理は基本的に同じとなっています。