サポート通信 157号発行
空室対策「室内装飾」の効果とは?!
- 弊社の入居促進課では、募集しているお部屋に装飾を施すことで入居促進を図っています。
その狙いは、賃貸ポータルサイトに掲載されている多くの物件が白い壁と天井、茶色の床といった無個性な印象を与える中で、競合物件と差別化を図ることです。また、実際に部屋を見学していただいた際に、レイアウトのイメージを持ってもらうことも目的としています。
ただし、装飾によって部屋の狭さを強調したり、圧迫感を感じさせる場合は、あえて装飾を施さないようにしています。 - 装飾に使用する備品や小物類は、部屋のイメージに合わせてIKEAやニトリなどで購入し、入居者ターゲット層に合わせて作り上げます。
例えば、学生をターゲットにしたワンルーム系の部屋には、ポップなカラーと個性的な小物を配置し、シングルベッドを置いた際のイメージを持たせるために同サイズのカーペットを敷くことがあります。
- 一方、ファミリー向けの部屋には、安心と寛ぎをイメージしていただけるように、グリーン色やナチュラル色の備品を配置し、部屋が広く見えるよう工夫しています。また、収納スペースの存在を強調したり、フェイクグリーンを数か所に飾ることで、部屋の使い易さをアピールすることを心がけています。
- 装飾の仕方次第で部屋の印象は大きく変わるため、ターゲットの絞り方には特に注意しています。同じ建物で空室が複数ある場合や、長期間空室が続いている部屋で装飾の効果を検証したところ、装飾した部屋の方が早く成約し、反響も多いことが分かりました。
- このことから、空室対策として装飾が非常に効果的であると言えます。
- 装飾を単にリアルな部屋を作るのではなく、「こんな部屋に住みたい!」と夢を持ってもらう創造の部屋を作ることだと考えています。
- 今後もさらにバージョンアップを図り、効果的な空室対策を進めていきたいと思います。 記:崎間