第285号

アーバンレポート 第285号2023年3月発行

賃貸物件のリフォーム・リノベーションの必要性

賃貸経営の繁忙期は、進学や就職などで新生活準備をする方が多い1月から3月です。入居検討者の数は3月のピーク後、4月から落ち込み、12月にいたるまでほぼ横ばいで推移します。
なかでも8月、12月は特に落ち込みやすい傾向があります。

つまり繁忙期を逃すと、次の入居者を決めにくくなるのです。一般的に転勤が多いとされている7月、10月など、繁忙期以外でも賃貸物件を探す人の動きはありますが、1月から3月の繁忙期における入居検討者数に比較すれば、閑散期の人の動きは少なくなります。そこで、閑散期には繁忙期に向けて十分な準備を整えておくことが、空室率が増え続けている現在の賃貸経営にとってとても大切になります。

 

現在の賃貸物件の空室率は全国で約22%です。比較的人口が多く集まっている神奈川県で約15%、横浜市・川崎市でさえ約10%となり、年々空室率は上昇傾向にあります。
しかしこのような状況の中でも満室経営を続けているオーナー様も数多くいらっしゃいます。その対策のひとつとして上げられるリフォーム・リノベーション工事の重要性について今回ご説明いたします。

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