アーバンレポート 第284号2023年2月発行
宅建独学合格体験談
こんにちは、入居促進課の後藤です。今回は入社3年目で不動産業界の必須資格【宅地建物取引士 以後:宅建士】を独学で取得した体験談をお話しいたします。私の体験談を読んで宅建取得を目標としている新入社員や家主様のモチベーションがアップし、面白いなと思って頂ければ幸いです。どうか最後までお読みください。
始めに宅建士は何ができるかを簡単に説明いたします。宅建士は不動産に関わる契約締結時に重要事項説明を行うことができること、宅建業者には事務所ごとに5名に1名以上の宅建士を設置する義務がある等、宅建士でしか出来ない業務を行うことが可能になるので、不動産業界で働く方は必ず取得を目指す資格になります。
次に宅建試験について説明いたします。毎年10月の第3日曜日に年に一度行われ、申込者数は近年上昇傾向で25万人を超える大人気国家資格ですが、合格率15%ほどと決して高くありません。試験方式はマークシート方式の四肢択一式で合格点は50点中34~38点前後で毎年変動があります。内容は権利関係14問・法令上の制限8問・税その他3問・宅建業法20問・免除科目5問に分類されています。
宅建に合格するには目安として300~400時間の勉強が必要と言われています。社会人になると学生時代とは違い、勉強する時間をどれくらい作って試験当日まで継続できるかが大切になります。資格学校に通っている場合、決められた時間に講座を受け、出された宿題をこなし解説を聞く事である程度勉強するルーティンが出来ますが、独学ではそうはいきません。自分で計画を立てることからスタートします。