第287号

アーバンレポート 第287号2023年5月発行

コロナより怖いかも!石綿(アスベスト)被害を考える!!

コロナ禍のニュースが一段落して、WITHコロナ時代となりつつありますが、実はその裏側で、あまりニュース等で報道されていない法改正が行われていました。
20208月石綿障害予防規則の改正により、石綿調査士の制度ができ、一定の規模以上の工事は労働基準監督署に届け出る仕組みとなり、202241日から電子システムによる報告が必須となりました。石綿(アスベスト)とは自然界に存在するケイ酸塩鉱物のうち繊維状を呈している物質の一部総称です。

そして天然に存在する発がん性物質です。わかっている石綿は6種類ありますが、その代表的な舵紋石族石綿(クリソタイル)と呼ばれるものが代表的で、世界で使用された9割以上の石綿の原材料と言われています。その大きさは0.020.08㎛(マイクロメートル)の直径で棒状の繊維です。
コロナウイルスやインフルエンザウイルスは約0.1㎛ですから、当然肉眼では見えるはずもありません。

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