翌年の繁忙期に向けて、現状把握と対策を!
アーバンレポート 第173号2013年12月発行
昨今の賃貸物件は供給過剰(人口減少・景気悪化による賃貸需要の悪化)であり、老朽化とまでは言いませんが、築年数を経た建物の空きが目立っています。供給過剰であるのに、来年4月の増税が追い打ちをかけ、市街地の新築物件の建設はなおも加速しています。このままでは、ますます既存建物の空室が増え、オーナー様の収益に大幅な打撃を与えます。
<負のスパイラルの一例>
①賃料を下げて入居を促す
②募集賃料を下げた為に、既存入居者の賃料も下がる(退去の抑制・賃料交渉など)
③収益が減る=十分な修繕費が賄えない
④借主は、より設備のいい類似物件・新築を選ぶ ⑤空室が決まらない、退去したお部屋に十分な投資が出来ない →再び①に戻る