自己肯定感とは
アーバンレポート 第248号2020年2月発行
テレビや書籍で「自己肯定感」という言葉を見聞きしたことがあるかと思いますが、それはどのような意味を持つのでしょうか。
実用日本語表現辞典によると「自己肯定感とは、自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉」と定義されています。
「自己肯定」というと、「自分自身を高く評価すること」と理解されがちですが、正しくは「ダメな部分も含めてありのままの今の自分を全て認め、受け入れる」ということで、この自己肯定感の高低は物事に取り組む意欲や幸福度にも大きな影響を与えると言われています。
一般的に、日本人の自己肯定感は世界の中で圧倒的に低いと言われており、日本を含めた7カ国の満13~29歳の若者を対象とした意識調査(平成25年度内閣府による「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」)でもそのことが浮き彫りになりました。